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ソフトスキルの重要性と面接でアピールするためのコツ

履歴書に書かれたハードスキル(資格や学歴、技術力や知識など)は、一見注目を集めるかもしれません。しかし、面接で他の応募者と差別化ができ、あなたを際立たせるのは、ソフトスキル(コミュニケーション能力やリーダシップなど)なのです。近年、このソフトスキルが重要視されています。では、面接時にどのようにソフトスキル(人間的な側面)を見せたらよいのかをご紹介します。

身近にあるソフトスキル

あなたが好きな先生、上司、スポーツのコーチを思い出してみてください。彼らは、あなたを励まし、話を聞きいてくれ、理解してくれたのではないでしょうか?これこそ、ソフトスキルがないとできないことです。
コミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク、対人関係などのソフトスキルは、数値化することが難しく見えにくいモノですが、周りからの信頼を獲得し、何かを成し遂げるためには不可欠なスキルです。

なぜ今、ソフトスキルが求められているのか?

デジタル化やリモートワークの普及により対面でのやり取りが少なくなっています。その結果、メールやアプリなど非対面での会話が多くなり、コミュニケーション不足がおこり職場での信頼関係の構築が難しくなっています。
しかし、高パフォーマンスのチームを作り、市場をリードするためには「信頼信用」が欠かせません。そのため、今まで以上にソフトスキルが高い人材が求められるようになっています。実際、2020年以降には共感力や対人スキルの向上に取り組む企業の数が2倍に増えたといわれています。

履歴書で「ソフトスキル」を上手に伝えるには?

ハードスキルと一緒にソフトスキルもアピールするように心がけましょう。「チームワークを大切にしている」「影響力がある」などと抽象的な言葉の羅列はやめて、できるだけ具体的に説明しましょう。例えば「全員の意見をしっかり聴取し、適切な説明・説得をしました。その結果、チーム全体を同じ方向へ向かわせることができ、スムーズに新システム導入をすることができました」などです。
また、職務レベルに合った例を挙げることも大切です。新入社員であれば「コミュニケーションスキル」で十分かもしれませんが、管理職となれば、影響力や問題解決能力など、より高度なソフトスキルが要求されるでしょう。

面接でソフトスキルをアピールするには?

言葉選び、声のトーン ボディランゲージ、表情などこれら全てがあなたの「熱意」や「人を動かす力」をアピールする手段です。当日までに、自分の経験について、明確で簡潔な答えを口に出して話す練習をしておきましょう。下記にあげる、ソフトスキルに関する質問に答えられるようにしておきましょう。

問題解決能力
面接官は、あなたが情報を収集・分析し、論理的な判断を下し、解決策を構築する能力をさぐります。あなたがソフトスキルを駆使して課題を解決した具体的な場面を思い浮かべてください

価値観
同僚は、あなたをどのような人間だと評価していますか?あなたにとって「思いやり」とは何ですか?面接官はこのような質問をすることで、あなたが会社の共通目的のために同僚をまとめられるソフトスキルを持っているかどうかを判断します。下調べをし、自分の価値観と会社の価値観がいかに合致しているかをアピールしましょう。

共感力と感情的知性
要求が高い顧客にどのように対応しましたか?また、困難な状況を打開するために、どんな手段を使いましたか?そのような時、あなたがどのようにソフトスキルを使って効果的にコミュニケーションをとり、あらゆるレベルの同僚にポジティブな影響を与えたかを整理しておきましょう。

チームワーク
強力なチームワークは会社の成長に必要不可欠です。面接官は、あなたがあらゆるタイプの人々と絆を築くことができるかどうかを知りたがっています。また、チームの均衡を乱すような利己的で自己中心的な「一匹狼」になる可能性があるか確認します。チームワークにおける自分の役割、貢献、そしてチームが達成したことを論理的に説明できるように準備をしておきましょう

適応力
今日の複雑な社会では、新しい状況や課題に素早く適切に対応しなければならない時があります。オープンマインドで、新しい環境でも積極的に行動し、想定外のことが起きても動じないマインドがある人材が求められます。変化の激しい環境でどのように結果をだしたか、その例を用意しておきましょう。

ソフトスキルのまとめ

日進月歩の技術革新と社会の変化が速い現代では、必要とされるスキルも変化していきます。そのため、ますますソフトスキルの重要性が増していくと考えられます。あるアメリカの研究機関が発表した「2030年に必要とされるスキル」では、戦略的学習力・心理学・指導力がトップ3に上げられました。
求職活動を通じてソフトスキルをアピールすることは、他の応募者との差別化をはかり採用を勝ち取るための最良の方法の一つだといえるでしょう。